この前、かぐらのレストハウスで、中国にスキーをしにいくのは?という話題になった。たしかに上海あたりに謎の室内スキー場が出来たり、北海道に大挙してツアー客が来るくらいだからスキー熱はさぞかし高まってきているのだろうと思ったので、ちょっと調べてみた。するとあるわあるわ、さすがは13億人もの人口を抱える超大国。首都を抱える北京でも、ここ数年で人工雪スキー場が十数か所も建設され、今季だけでも更に数ヶ所のオープンを見込むという一大スキーブームの真っ只中にいるようなのだ。中国スキー連盟の発表に拠れば、十年前には200人しかいなかったと云われるスキー人口も、現在では100万人を突破したんだそうな。たかだか10年で5000倍とは全くもって恐れ入る数字である。日本でさえザウスが潰れて都市型スキー場の将来性に疑問の余地も無いくらいなのに、いったい中国でこの新しいレジャースポーツが定着出来るのかと心配にも思うのだが、<100万元戸>と呼ばれる年収100万元(約1300万円)以上を稼ぎ出す中国の一部富裕層のライフスタイルが上り調子のこのビジネスを支えているようである。そういえば『取締役・島耕作』も中国ゴルフビジネス編に突入していたのが思い出される。これに素早く呼応した国内大手旅行代理店は中国の旧正月(2月上旬)に合わせてジャンボのチャーター便を札幌まで飛ばすんだとか。
まるでスイスかと見紛う写真は中国の黒竜江省の風景とされる写真。96年に冬季アジアカップをこなした中国最北端に位置する黒龍江省の省都ハルビンは、実は国際水準のスキー場を50以上も抱えるアジア第一のスキーエリアでもあるのだそうな。その自信を裏付けてか、つい先日、ハルビンは2010年の冬季オリンピックにも正式エントリーしたらしい。<滑雪>とはスキーを中国で呼ぶ時の呼び名。となるとスキー場は当然<滑雪場>ということになる。
■参考にしたHP
*北京周辺滑雪場情報
*上海銀七星室内滑雪場
*夕張のマウントレースイスキー場、中国のインストラクター研修
*中国で初スキー。(pandakopandaさんのマイページ)
*エクスプロア中国・東北地方でスキーをしよう
■中国室内滑雪場事情をレポした<謎のコンビニ>さんのBLOG(爆笑写真満載、、、必見!)
*最終気象兵器『謎コン』稼動状況報告書
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