週末は今季二度目の八甲田へ。今回は、東西?南北?の珍獣が真ん中にある八甲田に集結しようといういわば珍獣会議のようなもの?(笑) 直前に飛び込んだ仕事のお陰でかなりヤバかったけど、大切な友人達が北海道からわざわざ駆けつけてくるとあれば諦めるワケにも行かず、泊り込みでなんとか図面をやっつけ、日曜の打合せは後輩にマルっと投げて、半ば職場放棄のまま金曜始発の飛行機に飛び乗って~の一泊二日。結果は、二日間とも晴天に恵まれ、面ツルザラメ・フィルムクラスト・ガリガリ君と各種織り交ぜつつも、厳冬期とは一味も二味も違う春の広大な八甲田の底力をまざまざと見せ付けられ、ハッキリ云って今回はヤラレました。次回、また一年後の春の八甲田での再開を誓って暫しの解散~!と相成った次第。
初日 <ニセ田茂=避難小屋=井戸岳=箒場岱ルート>
羽田発07:25の飛行機で定刻の青森入り。空港からは『金はカンパしてやるからタクシー使って八甲田ロープウェー駅に直接来い』との指示でタクシーを拾う。ロープウェー駅までで¥6,760円。駐車場ですぐさま着替えてロープウェーで上に上がる。一月前に来た時とはまるで景色が違っている。無風快晴のポカポカ陽気ですっかり春の様相だ。この日は、宿泊先でもある酸ヶ湯ツアーが一杯だったので八甲田ガイドクラブにお願いした<貸切ツアー>。自分のために9時出発を10時に変更してくれたこともあり、既に殆どの人たちは出発した後だった。ガイドさんを待つ間に駅の上の食堂でおにぎりを持ち帰りで頼んだ(二個で¥350)。ケースにピッタリと入るように四角く握られていて驚く(笑) ほどなくガイドさんも到着し、この日のツアーがスタート。前嶽コースでお世話になっている電波塔の丘を過ぎるといきなり展望が開け、赤倉岳から大岳、南八甲田にかけての一大パノラマが広がった。まずはニセ田茂から大岳方向に滑り込み、寒水沢源頭を跨いで井戸岳と大岳の鞍部を目指す。ほぼ一時間でログハウス調の避難小屋に到着し小休止。その後、井戸岳を1500m地点までジグ切って登って本日一本目の滑走。雛岳を従えた高田大岳に向かっての滑走は他にはない開放感だったが、気を抜くと後半のうねりに飛ばされそうになり、美味しかったのは出だしの100mほどだったか。その後は、ゆるゆるとした台地の下りを行き、1230m付近で思い思いのランチをひろげた。赤倉岳・井戸岳から遥か下まで続く大斜面を眺めながらのランチは格別の味。ゆったりとしたランチの後は箒場岱への緩やかな下りを延々と進むのだが、出発して間もない東向き斜面の短いアイスバーンでアクシデント発生。仲間の一人(女性/筋肉質だが小さく軽い?)が転倒した際に靱帯を痛めたようなのだ。空身の歩行も試してみるが、かなり難しいよう、、、。そこで二人分のザックと当人の板をツアーメンバーでシェアし、ガイドさんが彼女をおんぶしノーストックのボーゲンで滑走を続けることになった。いくら軽いとはいえ成人女性をおんぶしての滑走。ガイドさんの頑張りにはひたすら頭が下がった。自分だったら、、、来年まで放置プレイだったろな(笑) 細かな沢など起伏もあったのだが、ガイドさんは素晴らしく安定した滑りで進んでいく。徐々に植生が変わっていき、最後は異常にタイトな雑木林を抜けて終点のレストハウスには15時前到着。貸切ツアーのために用意されていたマイクロバスでロープウェー駅まで戻り、自車に乗り換えて酸ヶ湯温泉へ。地元の友人の先導ですぐさま青森市内の救急指定病院へ。その間に野郎どもは病院に向かったスーシェフの遺言(レシピ?)に沿ってクリームシチューの制作に。彼女は概ね夕食の支度の終わった夕方に松葉杖と一緒に戻ってきた。といってもレントゲンに靱帯断裂は映らないので、サポーターをしただけでの帰還。東京に戻ってから正式に診断を受けるとのことだった。そして当の本人はさしたる痛みも無いとかでいたって元気。当然のごとく夕食の乾杯にも参加、その後の『悪魔の館』詣でも軽くこなし、仕上げはアイラ島のシングルモルトでと、フルコースお付き合いになられ、一時過ぎに就眠、、、。
二日目 <ニセ田茂=避難小屋=大岳=子岳=箒場岱ルート>
二日目の朝食は昨夜のシチューを温め直したものに自衛隊食と同じライスを鍋一杯分、それに各人好みのレトルト具や筋子、明太子などを添えて。混み合う始発ロープウェーに差を付けるために30分早い出発。この日は金曜組みと同じ酸ヶ湯ガイドの貸し切りツアー(9名さま御一行)、担当ガイドはJr. この日も前日に負けず劣らずスカッパレの一日。午後から徐々に下り坂の予報だったが、ほぼ終日天気は持った。大岳鞍部の避難小屋までは、ほぼ昨日と同じルート。ただし、微妙にタイミングや落とす場所を変えて出来るだけ綺麗な面を頂けるようにガイドしてくれるのは流石。避難小屋からは、昨日とは逆方向にある大岳のシュカブラ斜面を直登し1500m付近でトラバース、この日の一本目の滑走。登りのシュカブラ斜面とは打って変わってメローな大斜面で皆の歓声が上がる。続く小岳の取っ付きまで移動してから早めのランチ。この日のランチは酸ヶ湯売店特性のおにぎり(2個) 。休憩の間に一部の人は大岳の大斜面をプチハイクして腹ごなしの一本。自分もつられて一本(笑) その後は、ランチ中の本隊を横目に小岳の針葉樹林帯を1440mまで登り、東向きの中斜面にズドンと落とした。やや硬めながらこの二日間で最も綺麗な面ツルザラメバーン! 昨日の問題斜面とほぼ同じ向きなのに、こうも違うものなのか、、、。その後は、箒場岱のナチュラルメローな緩斜面を右に左に自在に使って遊びながら、昨日と同じレストハウスに14時半に到着。15時過ぎには酸ヶ湯に戻ってきたので風呂に二度も入って、ビール飲んでゆっくりパッキングして別れを惜しんでして。
今回のLOG(ピンクが土曜、スカイブルーが日曜)
>ぶっちょさま、
写真、ありがとね~。早速使わせてもらいました。
レトルトの味、癖とゆーか明らかに濃い!のだけどね(笑)
ハイクした後に食べるとちょうどいいくらいなのかな、、、?
投稿情報: wish | 2008/03/27 22:31
あっ!
「SEN-SHOKU」だ~~
昨日、頂いた「濃い味レトルト」と「SEN-SHOKU」を夕飯に食べました。
ドカチン系の味付けが癖になります。
投稿情報: ぶっちょ | 2008/03/27 17:57
>dakeさん、
自分もうれしかったよ。ちょと恥ずかしいくらい(笑)
不思議だね、ちょっと逢わなかっただけなのにね。
これからは出来るだけ大きなイベント、底企画とか?
に合わせるようにしますわ。
お互いバラバラにスケジュール練るの大変だしね。
ま、とにかくも<春の八甲田>は定例イベントだね(笑)
ちかじか、またね。
投稿情報: wish | 2008/03/25 15:38
超忙しいのに来てくれて嬉しかったよ!。
久々の一緒の滑りはこれ以上無い極上のザラメ超大斜面で、至福の時を感じましたねえ。
楽しかったっす、ホント、楽しかったっす!!!。
また来年も行こうね、あ、その前に美瑛の飲みと、チョト先のニセコと、十勝、んで八甲田かな?(笑)。
ありがとね!感謝!!!。
投稿情報: dake | 2008/03/25 14:39
>F本Yさま、
どもども、週末はお疲れさまでした。
ザラメの大斜面、最高でしたね!
今まで何回か通っていて今回初めて
八甲田の全貌を掴む事が出来ました。
ヤバイっすね、あのサイズ。あの斜面。
また、トップシーズンの神楽含めご一緒いたしましょう。
Y口君含め、みなさんにもヨロシク!です。
GWはまだ休みの確定が取れてませんが、
休めるならば前半が雷鳥荘泊の立山でしょうか。
今週末は再び谷川の予定です。
投稿情報: wish | 2008/03/25 07:20
日曜日ツアー&帰りの飛行機でご一緒させて頂いたベクターテレマークの藤本です。写真2枚も登場させて頂いたみたいでありがとうございます・・・。
今回は最高の天気でしたね。
早速HP発見しましたが、結構いいところ滑ってますね~
残りわずかな今シーズンですが、楽しんでいきましょう。
神楽とか立山でセッションできるといいですね。
引き続きよろしくお願いします。
投稿情報: フジモト | 2008/03/25 01:04