サーファー、Gentemstick主宰、Patagoniaアンバサダー、様々なフェイズを持つ玉井太朗氏の四半世紀を超える活動の中から、ある意味たった101枚の写真を厳選して封じ込めた記念碑的な写真集、、、。一週間前に届けられてはいたんですが、拝見するにも礼儀はあろうと、心と体に余裕の出来た本日初めて開封、そして拝見させて頂きました。
初見での感想としては、単なるベストショットを集めた写真集とは一線を画した、独特の印象を持ちました。なんとゆーか、瞬間瞬間を共有した複数のフォトグラファーと玉井氏の魂の交換?共鳴が伝わってくるような、スタイル、眼差しを感じる写真集です。ある意味ではロードムービー的と云うか、勝負の絵ばかりではなく、フォトグラファーの琴線が動いた瞬間のさりげない眼差しや氏への興味といった横糸たちによって被写体である氏が歩んできた道筋やこれから向かうであろう境地?が強く補強された写真集、読み物となっています。金額からいって、そうそう多くの人に受け入れられる作品ではないのでしょうが、雪山を人生の中心に置いた男の軌跡の中に、共感出来る多くものを発見出来る一冊になっていると思います、、、。
http://www.buenobooks.com/boardculture/diary/books/20101227160.html
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