立秋を過ぎ、暦の上では秋なのですが、残暑とはとても呼べない暑い日々が続いていますね。そんな中でも来季購入物の締切は待ってくれないわけで、まあそっち方面は淡々と進んでもいるワケですが、まずはその前に先シーズンの振返りなぞ…。
13-14シーズンの主なトピックスと云えば、次男の受験も終わって、久々に山に通ったなあ…というのと、あとは「脱ステップイン」に本格的に取り組んだシーズンだったことでしょうか ここ何年も前から、ステップイン化する前の柔らかい滑りに戻したいという思いが強かったのですが、そのためには足首と膝廻りも柔らかく使える状態に戻さなければ、と思っていたワケです。ここ何回か、MOSSライダー小番氏の滑りを見る機会に恵まれたこと、またSpark R&Dから新規格<TESLA>システムが発売になったこともあり、ソリッドとスプリットボード、両方揃ってフリーソールに切替えることを決心したのでした
- ソリッドボード用BIN: B社 Genesis-TT
- スプリット用BIN: Spark R&D社 Afterburner
- ブーツ: B社 IONレザー
で、感想は?というと、う~む、なんとゆーか…。久々(10年振り?)にフリーソールに戻したということ、少ない情報を頼りに新製品を事前予約で購入したこともあり、思ったのとは結構違う買い物になったかな?というのが正直な印象です 具体的にいうと、まずIONレザーは自分の目指す滑りに対して結構硬めだった。また、ブーツ自体の足首周りが予想以上にデカく、ウェアーのインナーゲイターのゴムがブチ切れてしまったことなど。(※ま、これはある程度使う内に馴染んでは来たんですが…。) 更には、このブーツにはSIMANOのような防水性はなく、春の鳥海山のテントサイト設営で柔ザラメの中を数時間歩いただけで、中が濡れ濡れになったのも予想外の事態でした
次に、Genesis-TT…。ハイバックにもアンクルストラップにもクッション性があるのですね。(※特にアンクルストラップについては、ノーマルGenesisよりもクッション性が高いくらい?)やや硬めのブーツとクッション性を持ったBINの組合せで、足元の反応がモア~として伝わって来ないのがどうも…。どうやら僕の指向は、ブーツは柔らかく、その分BINにはダイレクトな反応を求めていたようです。なのでこれは、道具が悪いということではなく、久々に道具を求めた際の、僕の選択が間違っていた、ということなのだと思いました。なにしろブーツとBINに関しては、ビジュアル優先で買ってしまった部分も多々あるもので…
最後に、Spark R&D社のAfterburnerについて…。吹雪の稜線や深雪の急斜面で、あの煩わしいピンの抜き差しをワンタッチで行えるなら喜んで!と、事前予約で購入したAfterburnerだったのですが、僕の友人や知人には結構トラブルが発生したようです…。幸いにも僕の機材にトラブルは無かったのですが、信頼性に欠けるという評価に変わりはなく、板への負担が小さいパウダーコンディションはともかく、春の火打山や富士山など、代替えがきかないシチュエーションには従来の<SIMANO AB+Voile純正>システムで、という選択となってしまったのは残念でした… 来期以降、買替えることなく安定性が向上する改良を期待します…!
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