この前の北海道ツアーには新しい板を投入してみました。<egf>亡き後、牛山基樹氏が陣頭指揮を執って開発した新しいコンセプトのケツ割れボード。来季の正式発売に先駆けて<今季10本のみデリバリー>という甘い?言葉にまんまと乗せられ(笑)、ネットから申し込んで板が届いたのが三月末。その時期相当忙しかったコトもあり、暫くは箱入り娘のまま放置プレイだったのですが、北海道行きが決まったので、ついに堪忍袋の緒を切った、じゃ無かった封印を解いたワケです。検品してみると思ったほど<雁太>ではなく、egf譲り?の割れケツと相まってトータルはさほど過激ではないシルエット。サイドウォールに埋め込まれた新素材?のバンブー(竹)は素材感を生かしたクリヤー塗装でコダワリを感じる仕上げ。ただ塗装全般としては完成度が高いとはいえず、ところどころダマが出来ていたりムラがあったり、、、特にegfを髣髴とさせるグロッター仕上げは単にラメを散らしただけで、しかも輪郭に近いあたりはラメもムラムラとなり<高級感>には程遠い感じ。そこいらへん、来季モデルでの更なる改良を期待したい。さて肝心の滑走能力のほうですが、いかんせん今回の雪質の多くが<板ツカミ>系だったので、結果としてはポテンシャルの半分も引き出せたかどうか?といった結果になってしまいました。とはいえ、取り回しがよくターン後半で力強く加速するミッドフレックスのキャンバー性能の高さはegf譲り(*註:キビキビとしながらメローなレスポンスで、egfでいえば二つあったフレックスの中間あたりか?)というか、ゲレンデで十分な満足を得られる性能とみました。パウダー性能の方は次回、とゆーか来季、、、?(笑)
■MODEL muses65
Overall Length: 1650mm
Contact Length: 1190mm
Effective Edge Length: 1130mm
Side Cut Radlius: 8.6m / 8m / 8.6m
Nose Wiath: 292mm
Nose Length: 330mm
Waist Wiath: 247mm
Tall Wiath: 278mm
Tall Length: 130mm
Setback: 60mm
Core: 檜・桐
Side wall: 竹
Sole: ISO ナノグラファイト#2118
Edge: Stainless
>JIROさん、
どもです、はじめまして。JIROさんは北海道在住なんですね。自分もここ何年かは毎年北海道の友人を訪ねては山にゲレンデにと遊ばせて貰っています。ここ数年は十勝・富良野エリア中心ですがワイスにも何回か行ったことがありますよ。個人的にはU山氏には面識ないのですが、僕の友人達はegf以前からU山氏を良く知る人たちです。僕自身もegfには縁があって発売当初からいろいろお世話になり大変気に入って使わせて頂いていたので、多少複雑な感情はあるものの今回の<muses65>を含む新しいブランドへの期待感はかなりのものでした。残念ながら先シーズンは粉雪に乗り遅れてしまい、また残雪期も早めに板を納めざるを得なかったので、イマイチ乗り切れてないのですが、例の塗装の件や細かいディティールを除けばかなりのポテンシャルをまだまだ隠し持っている印象で、次のシーズンが楽しみでなりません。
仕事同様不定期更新でなかなか新しい記事が書けないままですが、また遊びに来てください。ではでは、また。
投稿情報: wish | 2007/08/26 20:27
はじめまして、北海道のJIROと言います。
キロロやワイスで牛山サンと意気投合し、
昨シーズン同じ板を購入しました。
ググっていたらSNOW MOUSEさんのブログにヒットしました、のでコメントを。
私の板も正直仕上げは「???」で思わず牛山サンにメールしました。
性能はまだじっくり乗りこんでいないので何とも言えませんが、egfよりはしなやかで扱いが楽です。
北海道に来た時にご一緒できるとイイですね。
それではまた。
投稿情報: JIRO | 2007/08/24 17:24