ま、今回なんかもそうなんですが、いかに冬型とはいえ、特定の場所に降るブツが雨なのか雪なのか?を予測するのは通常の天気予報以上に難しいことのようです。そこで期待したいのが、日本気象協会が開発中の<SYNFOS>という数値予測システム。
紹介ページに拠れば、SYNFOSは従来の計算モデルと比べて計算格子が小さく(高分解能/15kmと5km格子の二種)、短い間隔(一日8回)で更新するのが特徴。それによって、今までにはない局地的でシビアな気象現象(集中豪雨、雷雨、雨雪判別など)を予知できたり、既にある気象データもこのシステムで解析することによって、過去に起きた気象現象の解明や観測所のない地点での雨量や風の推定への応用も可能になるとのこと。 とはいえ、現時点では観測データを入れても結果が出るまでに数時間のタイムラグがあったりで、リアルタイムに近い予測をするのは苦手なようです。また、竜巻やダウンバーストによる突風などは、SYNFOSの計算格子よりさらに小さなスケールの現象なので解析不能のよう、、、。 今後の進捗状況に大いに注目したいところですね。
Yahoo!の<雨雪判別(実況)>も日本気象協会の独自モデルを使っているとの記述をみつけました。すると<SYNFOS>なんでしょうかね。
http://weather.yahoo.co.jp/weather/rainsnow/
投稿情報: wish | 2008/12/25 18:52