SNOW＊MOUSE

お茶濁し

久々の出社につき、雪山ネタがないにも拘わらず強引に更新してみた。世の中は、まさにゴールデンウィークの真っ只中。友人達は北の大地や後立山に散った後だ。去年の今頃は道志方面でキャンプ、一昨年は何をしてたっけなあ、、、今年は残念ながら一日も休めそうにない。それどころか次の仕事が追い付いてきてしまい、GW明けはバタバタになりそうな気配。どうやらこの勢いでは今季の滑走記録もこれ以上は増えそうにもない。今季納板と宣言したいところだが、心情的にはそうもいかないので、BLOGの方では去年までの記録をほじくりかえすことで御茶濁し。写真は、一昨年の春に行った芝倉沢滑走後の小休止。メンバーは、wish、tenjin氏、inter-T氏の三人。撮影はtenjin氏。 山行記録がデジタル化される前だったので写真はリアルに継ぎ接ぎしてある。ちなみに近況はもう一つのBLOGで確認できるので、そちらもよろしければ、、、。

□去年までの写真アルバム／PhotoHighway Japan

怪我に注意

ここのところ、知人・友人で怪我人が続出している。北海道の友人が骨折・靭帯等で3名ほど、名古屋の友人が膝の靭帯。週末に出掛けた神楽では先々週、知人同士の衝突で骨折事故が発生している。全国平均では分からないが、自分の知る人たちが怪我をする確率でいうならば異常事態といえる頻度だ。不安定な天候・不安定な雪質と共に不安定な心身の状態にも注意したいものだ。ちなみに右手人差し指の腱断裂からまもなく一年経つがリハビリは思うように進んでいない。原因はと云うと、単なるシデカシなのだった、、、（悲）

まずは陳謝から

さてさて、どこから書いたものか、、、？　何しろバレンタインデー以来２週間以上のお休みを頂いた後でのエントリーである。一部友人からは、どっかカナダのマニアックなラインを攻めていたんでは？とのメールまで来る始末。いやいや、なんのなんの、はっはっは。単に仕事が忙しくてPCに向き合う、いや向き合ったりはあったのだが、とてもWEBの更新業務までは手が回らなかったとゆうのが真相でひたすら陳謝であります。確かにこんなに忙しくなるんだったら神楽の＜平日シーズンパス＞なんぞには手を出さなかったかもしれない、、、（悲）　とまあ、そんな理由もあり、はたまた立て続けに引いてしまった風邪（今年のは咳が長く続きますな）もあって、今年に入ってからの滑走日数は僅か１日のみ。これは歴代でみても最低の日数かもしれない。まずは滑走日記として立ち上げたこのBLOGがまったくもってネタ切れになってしまったコトを陳謝しつつお茶を濁す意味で今日の夜以降関東に雪をもたらすであろう今季？回目の南岸低気圧の話題でも、、、。

ユニット交換？

プッシュボタンの欠損で国内代理店からメーカーに出していた＜Foretrex101＞の修理が上がったというので、出勤途中に新宿のSHOPでピックアップしてきた。取りに行けなかった一週間を差っぴけば、実質２週間余りで修理から上がってきた計算。この手の修理は本国送致と聞いていたので通常なら一ヶ月は掛かるはず、二週間とはやけに早いなあと店長と一緒にパッキングを開けてみると、中身が＜Venture＞の時と同じく明らかに＜新品＞に変化していた。修理明細には＜ユニット交換＞とだけ書いてあったのだが、＜プッシュボタンユニット＞ではなく＜全ユニット＞を＜交換＞したと解釈すれば確かに間違ってはいない（笑）　なおかつ今回はメーカー側保証ということで修理費は無料なのだった、やった！ボタン部分のみ交換することで防水性が落ちることを嫌ったのか、たまたまパーツがなかったので面倒くさいから新品を送ったというアメリカ式対応なのか？　はたまた強面の店長に脅しつけられて代理店社長が泣く泣く新品交換してくれたのか？（笑）　ここまでのコトをされると、何故にしてボタンがちぎれてしまったか？については、もはや恥ずかしくて書けなくなってしまった、、、（笑）

峠を越えた？

２/５から調布にあるスタジオに出稼ぎに行ってた関係で、BLOGのほうは、ちょうど一週間のお休み。お陰さまでその仕事も無事峠を越え、後半戦をやっつける前の小休止といったタイミングで久々のエントリー、、、、。といっても終わる間もなく次の仕事がオーバーラップして入ってきているので、BLOGのテーマである＜滑走＞の方は、一向に日数が増えず。というか、今年に入ってから＜雪遊び＞を除けば一度も＜滑走＞していないコトに気付いたりして、、、。そういう意味では、まさピンポイントで出陣する来週末のニセコツアー（＊一泊二日）だけは死守せねばならないワケですな。今回は、いわば＜珍獣＞のコアメンバー（＊当初からという意味と、最も珍獣色？の濃いという二つの意味が共存）が久々に集まる会でもあり、とっても楽しみ。エアーに関しては、今回のツアーからJALマイレッジを諦め、還元率の高いADOに切り替えるコトにした。＜東京＝札幌＞間を４往復すると次の片道が無料になり、しかもそれが１８ヶ月有効なら今季がダメでも来季にはご褒美が貰えるという計算が成り立つ。前日で申し込んでもそれなりの割引チケットが購入できる（＊空席があればの話）のも、直前まで予定の立たない自分には便利なサービス。

--良いお年を--

28日で年内の仕事が一段落。帰宅後早々に旅支度して、29日の始発新幹線で越後湯沢へと向かった。目的地は、今季平日シーズンパス購入で気合を入れている＜かぐらスキー場＞。奥まったかぐらゲレンデのベースにある和田小屋に泊まって、年末に相次いで襲来する低気圧後の恩恵を、人より長く雪山に滞在して楽しもうというのが今回の趣旨だ。結果は上々。30日は昼から＜かぐら＞ゲレンデ各所のパウダーを、31日はアサイチピスサラ後に田代への連絡コースの深雪を次々に制覇して、年内を最高の締め括りとすることが出来た。出来れば今日の南岸低気圧通過後の降雪にも期待したかったのだが、さすがにそうもいかなかったので泣く泣く下山。路線バスを使って湯沢まで戻り新幹線で帰京した。ところが、東京は南岸低気圧の影響で一面の雪景色。自宅までの道のりでSB用ブーツが役に立ったのは初めてだ。とりあえず年内のレポートはここまで。詳しくは来年また写真を交えながら。このBLOGを読んでくれている人たちにも、良い旅・良い雪が待っていることを祈って、、、。（携帯より）

運動の時間

ここ二年ほど、というか丁度ザウスが無くなった辺りからだが、地下鉄の階段は都市生活の中の貴重な体力維持の場になった。最近流行りの＜フクラハギは第二の心臓＞理論ではないが、踵を上げて階段登ると、登り切る頃には太ももはパンピングしフクラハギにも乳酸溜まりまくり。特に勤務地である大江戸線六本木駅の地下ホームから延々と続く長大な階段は登り応えのあるものだ。この前数えてみたら265段あった。睡眠不足の時などかなりクジケそうになるのだが、そんな時は駅に着いて電車のドアが開く時に、こう自分に云い聞かせる。『さあ運動の時間ですよ～！』と。ところがこの手の運動がどれだけ筋力増強になっているかというと、先日の軽い雪上散歩でさえ軽い肉離れを起こしちゃったりもするワケで、やはり山登りの負担は町場とは比べ物にならないと言い訳すると共に、体力も落ちてるんだな、と実感せざるを得ない今日この頃、、、。（テストを兼ねて携帯からのエントリー＆酒気帯び）

コブな板？

さてさて、今季思わぬ誘惑に負けて緊急導入となったVector Glideの＜Genius＞なる板。ワールドカップレーサーだった秋庭氏が先シーズンのスキーと同時期発売を目指していたにも拘わらず、更なる拘りからワンシーズン遅れの発表になったという曰く付きの品。それだけテストに時間をかけたのだという＜オリジナルなシェイプ＞と、それに勝る＜オリジナルな乗り味＞だという某新宿Lの地下で行われたブリーフィングセッションのファーストインプレッションのみを信じて、ここ数年で初めて＜試乗＞せずに購入を決心した板でもあった。今季に入って二回の搭乗は、必ずしも良いコンディションでというワケにはいかなかったが、徐々にオリジナリティの片鱗が見え始めてきている。まずは＜頭でっかち＞なシェイプから来る独特のスウィングバランス。とにかくヌケが良いので浅いパウダーから深い（といっても今季はまだ膝程度）ものまで快調にスラッシュ出来る。前回のかぐらでは、それこそサルの○○の如く、そればっかしを楽しませて戴いた。そしてこのバランスの良さがコブに入った時にも思わぬメリットとして発揮される。コブを綺麗に舐めながら上体をキープしたまま次のコブへと効率良くスイング出来るので、なんだかコブが上達したかのような錯覚に陥る。これは、この板を＜パウダー専用＞と決め付けていた自分の大いなる誤算だった。なんだか不整地に入るのが楽しくなってきた、、、（笑）

　＊新宿Largoの"Vector Glide"に関するスペシャル・ページ

中央線201系の憂鬱

＜新幹線で行く日帰りバックカントリー＞を今季も標榜しようという自分にとって、今一番心配なのは東京駅までの移動で使う中央線である。4：30に起きてウェアを着込み、ブーツを履き、デイパックにスノーシュー・テレポール・プロブといったＢＣグッズを全て括りつけ、小脇にはソールガード付きの板を抱えて、そのまま登り出すコトが出来る状態で電車に乗り込むのがいつものパターン。行きは疎らな車内だからまだしも、夕方帰ってくる頃にはそれなりに好奇の眼で見られるのだが、それ自体には慣れてしまったといえば慣れてしまったようである。そんな中央線を使った毎度の移動で、一番気になっているのが座席の足元から吹き出してくる熱風、、、。5時前後の時間帯には、まだ各駅停車しか存在しない。千葉方面へ向かう＜231系中央・総武線＞車両ならまだ足元が抜けていて許せるのだが、自分が乗る東京行き＜201系中央線＞車両には箱型の暖房器具が足元にあり、そこから＜えも云われぬ＞熱風がムワ～っと込み上げてくるのである。顔に当たる時でさえ熱気として感じるくらいだから、股の間に挟んで固定しているボードのソールはさぞかしダメージを受けているのではないか？いやＰ-Ｔｅｘはともかくワックスは変質しつつあるに違いない、、、。貴重な睡眠補給を兼ねて走る各駅停車の車内で、ソール面で今まさに起きようとしている分子レベルの変化に思いを馳せ、うなされて脂汗をかく、そんな日々がまた始まった。、、、でも、本当のところ、どうなんだべさ？？

終わらない物欲

今年もまたカミさんに内緒で板購入。といっても既にバレてしまっているので万が一ココを見られても大丈夫か？（笑）　スノーボードを始めて十数年、毎年飽きもせず購入していたニューボードだが、、ここ数年どうもその買い物の中身が変わってきたように思う。一番の変化は、その板が国産であること。そしてもう一つはそれが市場に数十本しか出回らないレアな板だということだろうか。この業界にはレイトモデルと称してシーズン半ばに付加価値を持って販売される限定モデルやシグネチャーモデルといわれる個人名を冠に持つモデルも多く存在する。それらの開発には日本人ライダーが関わり、具体的な特性を指示して製作されているのだとは思うのだが、企画・開発から製造までを一貫して日本で行い、手間暇かけ最高級の素材を使い、それが為にごく少数しか製造することが出来ない珠玉の板。なんだか言葉足らずの為に金張りのロールスロイスのイメージに近づいてしまったが、そいつが日本人の手により日本の山を滑るために開発された高性能な板だとしたら、それは持つべき相手に一段深い価値感をもたらしてくれないだろうか？もちろん所有することと、その道具を生かすことは全く別のコトだから、所有者にとって真の意味で＜価値ある道具＞になるかどうかは分からないが、、、。

幸いにも、先・先々シーズンとお世話になった＜egf／EXPLORER＞は素晴らしい喜びを滑り手である自分にもたらしてくれた。今季投入予定の＜Vectorglide／GENIUS＞にも同様のオーラを感じている。毎年、新しい板が欲しくなると決まって考えるコト。自分が頭の中に想像する様々な滑走のシーン、あるいはこれから出会う新しいシチュエーション、それら全てを一本の板で滑ることが出来たらどんなに楽しいだろうか？と。そんな究極の一本に出会うまでこの旅？は続く。そしてそれに出会えないから自分の物欲も終わることはないのだと（笑）、、、なんだか『青い鳥』のお話のようになってきた。